記録を残すことにした
2018-04-07
今年で、三十四歳になる。
父から、
「そろそろ家業を継いで欲しい」
と言われた。
夕飯のあと、
父は湯のみを片づけながら
そんなことを言った。
そのまま、
天気の話に戻った。
これまで、
言われたことを
一つずつやってきた。
進学して、
卒業して、
戻ってきて、
今は家の仕事を手伝っている。
特別うまくいっているわけでも、
困っているわけでもない。
それで十分だと思っていた。
でも、
「これから」の話をされると、
自分が何を考えているのか、
急に分からなくなった。
昔から、
答えがすぐに出る方ではない。
施設にいた頃も、
何か聞かれると、
少し考えてから話す子どもだった。
その間、
相手を待たせてしまうのが
申し訳なくて、
結局、
当たり障りのないことを
言ってしまうことが多かった。
知り合いに、
「考えがまとまらないときは、
文字にするといい」
と言われた。
確かに、
本を読んでいるときは、
人の気持ちが
少し分かる気がする。
だから、
自分のことも
書いてみればいいのかもしれない、
と思った。
ノートも考えたが、
続かなかったら
閉じてしまいそうなので、
ブログにした。
誰かに読ませるためのものではない。
後で、
自分が読み返せれば、
それでいい。
うまく書けなくても、
正しくなくても、
ここに置いておく。